帰ってきてしまいました。
というより、日本に来てしまいました。
すっかり身も心もモンゴルにはまってしまいしばらくはリハビリが必要です。
今回のモンゴル旅行は、「事件」ばかりでとてもいっぺんには書ききれなさそうです。
前・後半に分けて書きたいと思います。
《モンゴル旅行前半 the first half》
深夜にウランバートルに着き、その日はウランバートル市内のホテルに泊まりました。
ホテルは、日本語の話せるスタッフがそろう行きつけのところ。
今回の部屋はモンゴルのゲルの中を思わせるベッド(写真)でした。
次の日、今回の旅の一つの目的でもある「病院見学」へ行ったことは、また次の機会に書くこととして、テレルジという山や草原に富んだ保養地に住む家族をたずねたところから書きたいと思います。
毎年たずねていた家族が噂によると離婚しているらしく、
今は、旦那さんのほうが新しい奥さんと彼女の連れ子と住んでいるらしいという情報を得ることが出来ました。とりあえず、その場所に行ってみるしかない、ということになり、不安な気持ちを抱えたまま友達の運転する車で、テレルジに向かいました。
案の定、元々あったところには見慣れたゲルが建っていましたが名前を呼んでも返答がなく、留守のようでした。近所の人に聞くと「そういえば、出かけてるかもね」ということと、分かれた奥さん(モギー)は車で15分ほどの実家で暮らしているだろう、という情報が得られたため、テレルジのさらに先へと向かいました。
途中の道で出会う人たちに居場所を聞きつつ車で行くと、居ました!
実家に住んでいました。子供達も、お母さんと一緒に住んでいました。
突然の訪問にとてもびっくりして、でも喜んでくれて
本当に心からほっとしました。
去年までと場所が変わって旦那がいないだけで、
モギーの姉妹もお母さんも増え、
何も変わらない温かい家族に再会できました。
その夜はアーチカ(13歳の男の子)と、
一つのゲルで一緒に寝ました。
夜中に雷鳴がとどろき嵐がやってきて
雨粒がゲルをたたきつけ、天井の窓が何度も光りました。
モンゴルでは、20代前半には子供を生んで結婚してしまうので、
離婚率も高いようです。
職も男女関係なくあるようだし(絶対数は少ないけれど)
モギーの家も観光客を家に泊めたり馬を貸したりという仕事をしているので
離婚したからといって、収入が無くなる訳ではないのです。
次の日はモギーが「いってらっしゃい」というので
午後から別れた旦那のところに、アーチカと馬で遊びに行きました。
旦那さんはきまりが悪そうで、始終うろうろしていました。
アーチカと新しい奥さんの連れ子は、中古の映りの悪いDVDのコメディをかじりついて見ていて
なんだかちょっと不思議な光景でした。
その夜、モギーのうちにステイしているツーリストのための馬が足りなくなったので
借りに行くことになりました。
アーチカと薄暗い中ざぶざぶと川を渡り、草原を疾走しました。
少し離れると後姿が見えなくなるので、必死に馬を追いました。
帰り道、すっかり暗くなり空は満点の星空でした。
北斗七星を右手に見て、流れ星をいくつも数え
本当に幸せでした。
くたくたになってうちに帰ると
一年ぶりにあうトドカが待っていてくれました。
彼は、英語も操る16歳で私の通訳をしてくれます。
英語で色々話す中で、仲良くなりました。
明日は、トドカのおうちにいったところから、アップしたいと思います。
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