人間力
外勤先の同い年の看護師さん、
てきぱきしてとても感じがいい。今日、雑談をして
変わった経歴であることを知った。
高校は海洋高校で、まぐろ漁船に乗っていたらしい。
卒業してからは、水泳のインストラクターとして働くものの、
そのスポーツクラブが潰れたため、
しばらくバックパッカー生活で海外を放浪し
旅で出会った人に看護師さんが多かったことから、
看護師という仕事に憧れ、
奮起して受験。見事合格し現在に至っているとのこと。
仕事ぶりから、もうベテランなのかと思っていた。
「私、勉強が苦手で、看護師の試験も2年かかってとってるんです」
というが、決して頭は悪くないと思う。
今の学歴社会は、
机にかじりついてする勉強の得意な人に
有利な社会なんだな、と思った。
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Comments
まあ好きで受験勉強をしている人もあまりいないとは思います。多くの人は志を持ち、自らの道を切り開くために勉強をしているのだと思います。勉強が好きになるというのも結果論であり、受験勉強にはやはり根気と忍耐力が求められます。しかしそれは若者が甘やかされ鍛えられる機会が少ない今日においては、自らを律する力を身に着け大人に成長する上での大切な通過儀礼だと思います。人間好きなことばかりやって生きていけるわけではなく、常に与えられた役割を果たさなければならず、ときには嫌いなことでも我慢してやらなければならないこともあります。そんなときにきちっと受験によって忍耐力を培っていることは力になるでしょう。受験も人間力を高める上でのよい機会と考えれば前向きに取り組めるはずです。そういう私もあまり勉強は得意ではなく浪人を経験していますが…
ただ、いくら知識があったとしても実際の行動が伴わなければ社会に出てから通用しないでしょう。また、自分でものを考えることができなければ意味はありません。うちの祖父は大企業のトップだったので社員にも一流大学卒が大勢いたそうですが、たとえ一流大学を出ていても実際の仕事で役に立たないケースもあったとは言います。そういう祖父も旧帝国大学卒のサラリーマンですがね。まあ社会に出たら学歴よりもその人の能力や働きが評価されるので学歴に胡座を掻いていては通用しないでしょうね。入社するときにはまだキャリアも実績もないから学歴も能力を量るのに参考にせざるをえないでしょうけど。
やはり生涯に渡って学び続ける姿勢はなによりも大切かも知れません。医学の道を選んだ人間は否応なく学び続けざるを得ませんけどね。そういう意味では大変ではありますが幸せだと思っています。うちの母も家にいるときにはよく勉強してますね。うちは祖母も大学で教えていたのでよく勉強してましたね。まあ何の仕事でも同じでしょうね。
学ぶといっても別に書物からだけではなく実際の行動によって学ぶこともそれ以上といってもいいほど沢山ありますね。何にでも旺盛な好奇心を持って学び続ける姿勢を大切にしたいですね。
Posted by: T | December 27, 2008 12:01 AM
>Tさんへ。
コメントを拝見しながら、何度もうなずいてしまいました。偏差値の高い大学に入りたいから勉強するわけではなく、勉強しないと夢に到達できないから、机にかじりついて必死になって、修行僧のように勉強するんですよね。医者になって、Tさんのおっしゃるように、一生勉強していかないといけない職業ですので、そのころの修行が役に立っているなぁと思っております。
Posted by: HOORN | January 04, 2009 09:29 AM
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