「医者としての今後、母親としての今後」
に、みなさまから本当に温かいコメントを頂いたので
お返事として、今の心境を書いてみたいと思います。
今、私の中には完全に二つの顔が同居しています。
家に帰って、朝、デコとわかれるまでの母親としての顔。
わが子がかわいくてかわいくて仕方が無くて
一秒も離れていたくなくて
この子の成長をそばで見つめていくことが、最高の幸せ!と思う自分。
保育園や自宅のドアを閉めて、病院へ向かって数歩歩いた後の、医者としての顔。
結婚前と変わらず、医者としての本分を考え
仲間に迷惑をかけることないように配慮し
少しでも前へ前へと、技術や知識を磨いていこうとする自分。
場所が切り替わったとき、
人格まで切り替わるのではないかと思うくらい
片方の自分は、影を潜めてしまいます。
矛盾無く切り替えていられるから、
精神的にやっていけてるのだと思います。
切り替えていられるのは、両方の自分に不安が無い状態だからだと思います。
相方が、母親としての顔を全力でサポートしてくれており
私は、妻業に神経を使わなくてすんでいるからだと思います。
でも、片方の顔に問題があって
切り替えがうまくいかなかったとき
両方の顔が破綻しそうな危険も感じています。
これから、医者としての顔が問題になったときより
母としての顔が問題になったとき
・・・デコとの関係に余裕がなくなったとき・・・・
医者としての顔に切り替えることが出来るのか。
すごく、苦しむことになりはしないか。そのあたりが心配です。
女性が医者に向かないのは
結婚相手である男性が(医者である場合特に)
子供が出来たからといって、仕事をセーブできないから、という
一言に尽きると思います。
両方が、75%にすることができれば、
きっと、女医も続けていけます。
女医の覚悟も必要です。
勤務医として帰ってくることが当たり前な世の中にする。
細くでも続けていれば、太くすることは出来ます。
給料格差を無くすこと。
第一線に戻ろうとすればするほど、金銭的に厳しくなるという状況は
何とかしてもらいたいと思います。
なんだか、思いつくままにいろいろ書いてしまいましたが
今は結構幸せです。
10月から、転勤することになりました。
通勤時間がプラス30分となり、帰宅時間は2時間ぐらいは遅くなってしまいそう。
でも、ここでがっつり手術経験をつんでいかないと、
今後の動きが取れないことに気づき、決断しました。
私というより、相方や相方側のお父さんお母さんに負担をかけることになってしまいました。
3ヵ月後、今と言っていることが180度違うかもしれませんね・・・・
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