研究者・・・
研究者としての私は
答えがわかっていないところに踏み出す一歩を
わくわく楽しめないし、
行った先に、求めていた答えが無くて
ちょっとがっかりしても「ほら、シッパイハセイコウノモト」って
信じることができない。
だから、実験のために日々踏み出している一歩は不安で、苦痛で、迷っていた。
何に向かって、今上げた足を踏み出せばいいのか
自分がどこに向かっているのかさえ、
わからなくなることもある。
でも、大きな眼で見れば
「大学院に入って自由になる時間が持てたし
その時間を、
人生で本当にやりたいこと*の準備に
費やすことが出来たし
決して無駄な日々じゃないと思う。
何でもいいから博士号を取るという目標で入った大学院なら、上々じゃない?
・・・じゃない?
*モンゴルで医療支援、とか、自分投資としてのお茶・・・
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Comments
僕もそんなもんです~。
とりあえず親が博士号を持ってるので、それは越えるるんだ…くらいの思いで博士号を目指してます。
知識欲って意味では、学会行ったりして新しい手法とか見解とかはすっごくワクワクするんだけど、自分の研究で良い結果が出なかった時に、それを根気よく解析して次につなげるってことが出来ない。
修士論文まとめた時にとりあえず出し尽くした感があって、進学した後、正直どういう方向に進んでいくか迷ったこともありました。
今でも統一的な博士論文が出来る見込みは正直ありません。
思いついたことを思いついたままにやって、結果が出たら論文にするってことを繰り返してるだけなので…。
でも、ここに来てやっとこさ自分の中でやってみたいこと、挑戦したいこととか、進んでいきたい道とか少しずつ見えてきました。
人よりだいぶ遅い気もしますし、今更人並みの人生に戻ることもないんだろうけど、なるようになるさと思ってやってます。
Hoornさんも改めて、自分探し出来たんじゃないですか?
Posted by: Yokoken | December 10, 2005 12:39 PM
blog、のぞいてみました!
キミの戦友、今は産婦人科医の兄ィです。
面白かったよ!
臨床医してると、日々一生懸命診療していて迷いがないように思うけど、
ふとした時に将来のを考えて、目指す未来が見えないっていうこともあると思うな。
今の私はそんな感じだよ。
やっぱり、一番大切なのは、大きな眼でみた「自分探し」なのかもね。
私はこれからどうしようかなぁ・・・。
Posted by: きりん | December 10, 2005 03:11 PM
Yokokenさんへ
「それを根気よく解析して次につなげるってことが出来ない」・・・私もです!本当にこの作業が一番辛い・・・
道が見えてきたとのことで、本当に良かったですね!!一つのことに、一人きりで真剣に向き合うと、自分探しになりますよね!研究については、分らないことが深まるばかりですが、
少なくとも、自分については結構見えてきたことはありますね・・・
Posted by: HOORN | December 10, 2005 10:27 PM
おう!「きりん」ね!なるほど。
さんきゅー。
そうだね・・・臨床してると、目の前のことをこなしていくことで結構充実感があるからね!
>大きな眼でみた「自分探し」
一緒にしていこうぜぇい!!
Posted by: HOORN | December 10, 2005 10:30 PM