« November 2005 | Main | January 2006 »

December 30, 2005

愛情チャーハン

今日、実家に帰ってきた。

相変わらず無口な父は、「あぁ」という風に眉を上げただけである。

母が、二週間も前から風邪が治らないという。

鼻声で、咳をしながら
 「仕方ないのよ。
  私が休んじゃうとお店(自営薬局店)が回らないし
  年末で休める状況じゃなくて・・・」

なんて、力なく笑っている。

「もう、今日は私が全部するから。早く寝て!」と

強引に寝かせた。

「じゃあ、一つだけお願い。
 お父さんには野菜たっぷりのチャーハンでも作ってあげてね。
 私は、油っぽいからチャーハンはいらないわ。」

と、母に頼まれたので、腕を振るってみた。

私が帰ってきてから、「あぁ」としか言わない父の部屋に運んだ。

「・・・いらん。」

「せっかく作ったんだから、あったかいうちに食べてよね!!」

「・・・・」

どういうことかしら!!!と頭に来たが、しょうがない。

台所を片付けていると、

「お母さんに茶を入れろ!」と、父がおもむろにやってきて、

机の上のあんころ餅をほおばり始めた。

「お父さん、チャーハン食べたの?食べたらお皿を持ってきてよ」

「いいから、茶を入れろ」

「食べないんなら、捨てるよ。」

「・・・お母さんに食わなせなきゃ困るだろ。持っていってやれ。あいつが食わないっていったら、食う。」

「だって、お母さんはいらないって言ったもん。違うもの、作るよ。

「いいから、茶をもってってやれ」

なんだよぉ、と思いつつお茶をいれ、父の部屋にあるチャーハンをとりあえず下げに行ったら、チャーハンが消えていた。

不思議に思いつつ、母の部屋に行くと少しげんきになった母が、

「このチャーハン、おいしかったわよ。油っぽくなくて。ありがとうね。今ね、足が冷たくて寝られなかったら、お父さんがカイロをたくさん入れてくれたの。」

「・・・お父さん、持ってきたんだ。で、自分はお餅食べてるけど。」

「え、どういうこと?お父さんは食べてないの?」

「『お母さんに食わなせなきゃ困る』ってさ。」

「もう一回、これを作ってあげてよ。きっとお餅だけじゃおなかが空くわ。」

台所に戻ると、父が、小さな加湿器付の電気ストーブに、せっせと水を注いでいた。

相変わらず、私には何も言わない。

しょうがないから、私も何も言わずにチャーハンをもう一度作った。

「後で食べてね。」ラップをかけて机の上に置いた。

本当に不器用な人だ。

ただ、信じるしかない。理解するしかない。

悪意の無いこと、行動は愛情があること、

不器用な自分に、自分が一番苦しんでいること。

言葉がたりないだけ。

| | Comments (6)

December 28, 2005

仕事納め

来年には悔いを残したくないから051228_sfbx10_dapi_go_str_02

今日は、久々に遅くまで研究室にこもっています。

そして、実家に帰る私は

来年帰ってきたときに、気持ちよくドアを開けたいので

これから掃除もしちゃいます。

今年一年

遊びに来てくださった皆さんに

たくさんの幸せをいただきました。

医者として、茶人として、結婚に向けて奮闘する一人の女として

日々を、ここに記し始めてもうすぐ1年。

こんな自分にも、答えてくださる人達がいることを心の支えにしつつ、

何かを書こうと思って過ごすと、こんなにも毎日が充実するんだと感じています。

今年、まだまだ書きますよ・・・

| | Comments (5)

December 26, 2005

夜咄(よばなし)の茶事

dsc00243.jpg

冬、夕刻より蝋燭の明かりだけで、茶事が催される。

和蝋燭のあかりは、大きく温かく生き物のように揺らぐ。

炉に炭をつぐところから、茶事は始まるのだが

寒い冬、これから部屋を暖める火がまず、最高の前菜となる。

蝋燭の明かりで温かい懐石をいただき

メインディッシュは、濃茶。

視覚を適度に奪われて、茶とはこんなにも香るものかと驚いた。

うす暗闇の中で、今年一年を振り返る。

ゆたかで暖かな、ゆっくり流れる時間を、一年分吸い込んだ。

| | Comments (937)

December 24, 2005

点滴中


点滴中。
外来が終わった後、診察室で。
何でかはちょっと言えません。
ま、この時期ですから。
メリークリスマス! dsc00240.jpg

| | Comments (10)

December 21, 2005

ゲームセンターの入口


犬がドア開けて
歩いて入る姿を
想像してしまった…dsc00238.jpg

| | Comments (9) | TrackBack (0)

December 19, 2005

酒バトン!!!

酒バトンジョッキ。bar

酔って記憶が無いのに、財布にはタクシーの領収書、鞄にはお土産と思われるソーセージのパックが・・・というしっかり者のyukidarumakoさん(雪だるまのつれづれ…)からいただきました。
正直に!とのことで…失敗談も…!?

1.酔うと基本的にどうなりますか?

しゃべる、歌う、はじける→急降下。「気持ち悪いよー頭が痛いよー」という状態になる。

2.酔っ払った時の最悪の失敗談はなんですか?

実は、道路工事なんかにつかう「三角コーン」(あの、光ったりする赤いとんがり帽子みたいなヤツ)とか、その間をつなぐトラ柄のバーが大好きなのですが

そいつを、持って帰りました。相方が返しに行きました。

別の時には・・・

相方が迎えに来たとき、

繁華街で、

居酒屋の路地に出してあった生ビールの樽を持ち出して

前方にポーンと蹴り、

ガラガラすごい音で転がる樽を急いで先回りして

「ついてくるのー!」と笑っていたらしい。

3.その時はどの位飲みましたか?

いや、そんなには…

みんなと別れると、一気に酔いが回ってくるみたいです。

4.最悪の二日酔いはどんな感じでしたか?

学生の時。

頭が割れそうだし、自分も部屋の中も日本酒臭いし、

とても起きられる状態ではありませんでした。

5.酔っぱらって迷惑かけた人にこの場で謝りましょ

学生時代は、よく4階のアパートの部屋まで担いでもらいました。

あんな無茶は最近はしていませんが・・・

みなさんごめんなさい。ありがとう。

最近のもっぱらの被害者、相方よ・・・すまんの・・・

6.今、冷蔵庫に入っているお酒の量は?

家では、全く飲まないですね。

自分を失う時間がもったいない気がして。

実際、家で飲むとビール1缶でふわーっとしてきちゃうので。

7.好きな銘柄は?

芋焼酎:くさいやつなら、なんでも。

バーボン:ブラントン、メーカーズマーク、ターキー12年など。

日本酒:亀の翁

イードンのマッコリ!!これだけはいくらでも飲めますね。

最近はまっているのが「シークワサービール」

・・ビールのシークワサー割です。

8.最近最後に飲んだお店は?

銀座5丁目の大皿料理屋さん。黒霧島をロックで。

「女医会」で、尊敬するお姉さまたちと。うふふ。

9.よく飲む、思い入れのあるお酒

馬のキャップのバーボン、ブラントン。

大学時代に通いつめたカウンターバーで、よく飲んでいたから。

あそこのマスターは、私のお父さん代わりだったし

あのカウンターには、様々なドラマが・・・・

10.バトンのジョッキを渡す人5人

ごめんなさい・・・

皆さん、すでにご回答済みのようなので・・・

yukidarumakoさん、ありがとうございました。

一緒に飲み交わしたいです。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

December 17, 2005

アインシュタインに日本を教わる

今日のTBS「世界不思議発見!」はアインシュタイン特集。

往復3ヶ月もかけて日本を訪れ、43日間に渡って滞在していたという、

彼の手記にのこる、彼の日本人に対する思いに感動しました。


検索したらそれを紹介したページもありました。

アルベルト・アインシュタインと日本20050228日)
中澤英雄(東京大学教授・ドイツ文学)

「日本の建築はすみずみまで手が入り込んでいて、外国の彫刻をみるようでした。一言でいえば、日本は絵の国、詩の国であり、謙遜の美徳は、滞在中最も感銘をうけ忘れがたいものとなりました。」(中本静暁著『関門・福岡のアインシュタイン』新日本教育図書、71~2頁)

また、来日80周年を記念して、日本滞在43日間の全記録と「講演録」完全再現した

「アインシュタイン 日本で相対論を語る」(著:アルバート・アインシュタイン 編:佐藤文隆 翻訳:杉元賢治)の中では210931-1

「日本人は西洋の知的業績に感嘆し、成功と大きな理想主義を掲げて科学に飛び込んでいます。けれども、西洋と出会う以前に日本人が本来もっていた生活の芸術化、謙虚さと質素さ、純粋で静かな心、それらのすべてを純粋に保って、忘れずにいてほしいものです」「厭味(いやみ)もなく、疑い深くもなく、人を真剣に高く評価する態度が日本人の特色である。彼ら以外にこれほど純粋な人間の心をもつ人はどこにもいない。この国を愛し、尊敬すべきである」というアインシュタインの言葉が紹介されています。

アインシュタインが感じ取った、「日本人の美徳」が

今の私達の心の中にも、必ず受け継がれていると思います。

生活様式が変わった現在でも、耳を澄ませばその価値観が自分の中にあることに気づくと思います。

旅行で海外を訪れたり、外国の人と仕事をしたりした時

形にならない何かに違和感を覚え、「やっぱり日本っていい国だな」と漠然と考えていましたが

アインシュタインの鋭い観察眼によって、形となった言葉に、教えてもらいました。

日本人の「謙虚」「遠慮」「物静かさ」は、世界に誇れる最大の美徳だと思います。

「言わないことは、考えていないことと一緒」「能力があるなら自己主張するべき」ということが当然の欧米社会に対して、誤解をうけやすいのは事実ですが

それでも、胸を張るべきだと思うのです。

そして、日本人の「美徳」は、「外国人には決して理解されない」というものではなく

アインシュタインが魅せられたように

どんな国の人であっても、共通に心地よいと思える「平和的な美徳」だと思うのです。

今日、日本人の血を受け継ぎ、日本人に生まれて本当によかったな、と思いました。

| | Comments (7) | TrackBack (0)

点滴・・で・・バー!?

点滴バー

http://roppongi.keizai.biz/headline/302/index.html

すごくシュールな感じがするのは、私だけ?

カウンターに気だるげにもたれて、髪をかきあげながら

コーヒーカップを口に運ぶA嬢の腕には、透明な細いチューブが繋がっている。

そこにB嬢がやってきた。

B嬢「あら、今日は何を注入していらっしゃるの?」

A嬢「最近肌がくすみがちなの・・ドクターのスペシャルよ。あなたは?」

B嬢「なんとなくだるくて・・・やっぱりこれに限りますわ。」

 ※もちろんフィクションです

| | Comments (10) | TrackBack (0)

December 14, 2005

大好き!

雪だるまのつれづれ 強気なわりに甘えん坊(笑)なyukidarumakoさんから回ってきました。

こういう企画もの、大好き☆です。ありがとう!

1.     回してくれた方に対しての印象をどうぞ。

1.
知的でかわいらしく
2.
お料理を食べてみたい人NO.1
3.
空が大好きで
4.
手がきれい。

透明感が、めちゃくちゃ好きです。「手が・・・」というのは

手の写真が出た時に、ハッとするほどきれいだったから。


2.
まわりから見た自分はどんな子だと思われていますか?
  5つ述べてください。

 1.
勝気で負けず嫌い
 2.
大雑把でさばさばしている
 3.
でも結構、気にする
 4.
宴会大好き、お酒大好き
 5.
激しい

・・・と思われてると思うけど・・・

「以外に女の子っぽい」とか言われたら、気恥ずかしいし・・・


3.
自分の好きな人間性について5つ述べてください。

 1.
ヴィジョンがしっかり持てる
 2.
我慢強い
 3.
周りの雰囲気を察することができる
 4.
よく働く(仕事だけじゃなくてね。飲み会とかも♪)
 5.
好奇心旺盛

なんか、はずかしいですね・・・

私を知っていて、ここに遊びに来てくださっている方の今の気持ちが怖い・・・


4.
ではいなタイプは?

 1.
ぐじぐじ言う 暗い
 2.
人の意見を聞けない

 3. 気が利かない
 4.
ユーモアが無い
 5.
すぐ感情的になる

「ちゃんとしようよ!」って言いたくなる人は、苦手です。

あと、すぐ怒鳴る人も。当たり前ですけれど。

書いてて、「私、父親のこと苦手なんだなぁ」って思いました。

だって、2,3,5が、まさに当てはまるんですもの・・・

5. 理想とするひとは
♪相方♪・・・一応、お約束で。


 1.
ヴィジョンに向かって邁進できる
 2.
謙虚で、やさしい
 3.
外見にもポリシーを持つ
 4.
どことなく「かわいい」
 5.
危機管理能力に優れている
  
これって、相方!♪・・・一応、お約束で・・・
男性にも女性にも当てはまると思います。
どことなく「かわいい」のが、出世、つまり人に信頼され好かれるために

必須の条件なんだそうです。

6. のこと慕ってくれる人に叫んでください

受け取ったやさしさを、還元したい!あるかぎりのパワーを与えたい!

医者としての私も、とことん使ってやってね!

みんなが楽しく生きるための、お手伝いが出来たらいいな!


7.
そんな大好きな人にバトンタッチ!

うーんと・・・・

常連でいつもお世話になりっぱなしの

和田さん!Yokokenさん!

そして、本音が聞いてみたい、ねごとさん!

いかがでしょう?

| | Comments (7) | TrackBack (1)

忘年会

最近、大学の医局でもバイト先の病院でも、忘年会の準備でどことなくざわざわしている。

今年は、いったい何人が

「ノマノマ」で一気飲みをし(危険ですから、やめてくださいね♪)

長州小力になってパラパラでお腹を揺らし、

レーザーラモンHGに扮して腰を振るのだろう。

昨年は、私の周りに何人も「○○ケン」がいた。

弟も、職場の忘年会で

きんぴかの衣装を着て、ヅラをかぶって

「スパニッシュ!!」をきめていたようである。

実家で紅白を見ていたときも

兄弟で「踊り明かして」しまった。

そのときは、

私の結婚問題という、一家におこった最大の危機が

今年の年末まで尾を引いていようとは、予想もつかなかったけれど。

…明日の忘年会は、

大学院生の私は留守番当直です。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

December 12, 2005

まず信頼しよう・・・

今日は朝から、厄介な患者さんの対応に追われた。

救急隊から、

「そちらに肝硬変の治療でかかりつけの患者さんが、腰痛を訴えています」と連絡が入った。

どうぞ、どうぞと受けたものの、到着してみると

近寄るのもためらわれるくらいお酒臭い。

おまけに「かかりつけ」のはずが、カルテは平成11年で途切れている。

どうやら、他院で最近まで入院していたが、色々なトラブルの末

自己判断で強制退院してきたらしい。

「ブロック注射してくれりゃいいんだよぉ」とくだを巻く。

若い頃なら間違いなくプツッと来て、「だいたい、ウソまでついて酔っ払ってきて…!!!!」と、まくし立てていたところだが

そんな自分に反省することを何度も繰り返すうちに、ちょっと待て、と思えるようになった。

医者は、環境に診断を左右されてはいけない。当たり前のことだけれど・・・

心拍数をコントロールするために、まずはゆっくりと腹式呼吸をしましょう。

お酒臭くても、我慢が必要です。

そして、いつもの診察を思い浮かべて

からだのパーツをしっかり見つめて、所見を取っていきます。

画像をチェックして、それからこれまでの経緯を聞くことにします。

「ねぇちゃんよおぉ、憲法に書いてあるんだよ。権利があるんだよ」

「はい、次にねぇちゃん呼ばわりしたら、診ませんよ~」

「はい、ごめんなさい。でも、あんた、注射って言ってるだろう」

「はい、次にあんた呼ばわりしても、診ませんよ~」

淡々と、意思疎通が出来るようになるものです。

結局、痛み自体が辛かったのではなく、肝硬変なのにお酒を飲んでしまったので気持ち悪いし、医者にかかろうにも、もう元のところには行けないし、と不安になって、救急車を呼んでしまったらしいのです

「一生付き合っていく病気なので、

 うちの病院とも一生付き合う気持ちで、お互いにいい関係を気づきましょうね」

とお話しし、帰宅していただきました。

医者という立場で人と会ったからには、まず信頼しよう、と思っています。

まだまだ、必死で自分に言い聞かせなければいけない時もあるけれど・・・・

| | Comments (3) | TrackBack (0)

December 10, 2005

モンゴルに別荘を持ちませんか?!

モンゴルにJAPAN TOWNなるものができるらしい。

「JAPAN TOWN は、多様な住宅施設、
 
小売*商業施設、オフィスビルディングを持つ複合地区」だそうです。

なんと!5部屋でウォークインクロゼットつきで

一番いい部屋が

139.94m²で$119,190ですよ!

もちろん!ウォシュレット&暖房付便座つき!!

いかがですか!奥さん!

全体計画人口:約12000人(全体計画完成時)だそうですが、こんなに集まるんでしょうか・・・

だって、モンゴル国の人口が247万5,400人ですからね。

200人に一人がここに住むことになるという・・・

つまり、これが日本だったら田舎の県が一つ出来てしまいます。

イメージわかないですね・・・・

| | Comments (1) | TrackBack (0)

December 09, 2005

研究者・・・

研究者としての私は

答えがわかっていないところに踏み出す一歩を

わくわく楽しめないし、

行った先に、求めていた答えが無くて

ちょっとがっかりしても「ほら、シッパイハセイコウノモト」って

信じることができない。

だから、実験のために日々踏み出している一歩は不安で、苦痛で、迷っていた。

何に向かって、今上げた足を踏み出せばいいのか

自分がどこに向かっているのかさえ、

わからなくなることもある。

でも、大きな眼で見れば

「大学院に入って自由になる時間が持てたし

その時間を、

人生で本当にやりたいこと*の準備に

費やすことが出来たし

決して無駄な日々じゃないと思う。

何でもいいから博士号を取るという目標で入った大学院なら、上々じゃない?

・・・じゃない?

*モンゴルで医療支援、とか、自分投資としてのお茶・・・

| | Comments (4) | TrackBack (0)

December 08, 2005

父のDNA、母のDNA

性格がコードされたDNA、というのがあるとしたら

私と弟は、それぞれが間違った方を受け取った。

ityounoki  頑固で頭に血が上りやすくて
自分の尺度以外で人を計るのが難しくて
やるとなったら、とことんやる

そんな性格を、父から受け継いだのは私。

考え方がフレキシブルで
周りの空気を感じて自分を合わせるのがうまく
人の立場にたって考えるのが得意で
どんな状況でも生きて行けるが
自分で考えて、とことんやることが不得意。

そんな性格を、母から受け継いだのが弟。

両親は、小さい頃からそれを大層心配していた。

「父さんって、あの性格だと生きにくいだろうなと思わない?
 でも
姉貴はさ、あの性格でさらに女だから
 こんなに生きにくいことはないよなぁ・・・」

弟がつぶやいたことがある。

もちろん、医者になってから、社会人になってから
それなりの社会性は身につけたけれど・・・

そして、もっと怖いのは

「おれさ、姉ちゃんみたいな強い女が好きなんだよね」と言っていることである。

身内に3人も、こんな性格の人はいたら困るよ・・・・

考え直した方がいいよ、弟君。

| | Comments (7) | TrackBack (0)

December 07, 2005

決着のその後

もっと、晴れ渡る空のようなすっきりした気持ちになるのだと思っていた。

今、心にあるのは

「嫁ぐ」という実感。

相方の両親は、本当に温かく、私ほど恵まれた嫁はいないだろうと思う。

そして母親とは、今後も友達のように

いい関係が続いていくだろう。

ただ、父親の娘で無くなる・・・そう感じるのだ。

嫁ぐということは、父とお別れをするということなのだろう。

父の最後の最後まで抵抗した姿が

なんとも哀しく、その哀しさが

いつまでも私の心の中に、くすぶっている。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

December 05, 2005

決着

昨日、父の信頼する私の従兄弟夫婦と、私の実家に行ってきた。

父は、私の結婚についての最終的な気持ちを

従兄弟と話をしながら、固めたいらしかった。hatsuyuki

つまり、結婚に賛成か、反対か、決着が着くのである。

父が、「今回は、お前と従兄弟だけで来い」と言ったので

相方は、東京でお留守番である。

父が、ゴルフをしながら、従兄弟と密談する間

私と私の母と、従兄弟のお嫁さんと買い物などをしながら、取りとめもない女同士の会話をしながら過ごした。

夜、懐石料理屋さんで落ち合った。

Continue reading "決着"

| | Comments (5) | TrackBack (0)

December 02, 2005

2005年度版 テスト・ザ・ネイション

テスト・ザ・ネイション 新iQテストやってみました!

日曜日の放送でしたが、今日まで記事を温めちゃいました。

皆さん、やってますね!TBしてみようと思ってさがしたら

ザクザク出てきました!

おしゃべりなシッポたち(マクさん)らいすpaper(らいすさん)PELOG-ぺログ(pepperさん)今日の芸能ネタ(海苔巻さん)

私は、相方と一緒にやってみました。

2人とも、右脳でインプットして右脳でアウトプットする「右・右型」でした。

「あたしは、絶対に左脳人間っ!」と宣言していたのに・・・

そういえば、直感を信じるし、なんとなくもやもやっとしている時は

ひらめきが降りてくるのを待っているところはあるし

「雰囲気」重視だし、色とか肌感とか漠然としたもので物事を例えることも多い・・・

それに、適職
ミュージシャン、映画監督、プロデューサー、デザイナー、お笑い芸人、介護士、保育士、
カウンセラー、スタイリスト

「カウンセラー」は、なるほどな、と思いました。

医者業の中でも、私が得意とする部門は

どちらかというとカウンセリングに近いような気がするのです。

・・・整形外科医なのに・・・

ちなみに

外科医は「左・左」型、内科医は「右・左」型だそうです。

普段から感じてたのですが、

医者というのはどんな脳のタイプ・性格・でも、進む道があると思います。

人嫌いの人だって、基礎研究者という道もあるし

血を見たくなければ、それなりの道はあります。

相方は、建築家なのに、「右・左」型じゃなかった・・・って

ちょっとふてくされていました。

TVを見逃していても、再テストできるそうですよ・・

| | Comments (5) | TrackBack (1)

« November 2005 | Main | January 2006 »