日航機 墜落から20年
まだ小学生だったわたしは、
まだ健在だった祖母の部屋でニュースを見ていたのを思い出します。
祖母は泣いていました。
同じ年ぐらいの女の子が、壮絶な事故の中生き抜いて
ヘリコプターで吊り上げられた光景を小さなテレビで見ながら、
「いのちは とおとい」
という言葉が苦しいくらいに響いてきました
20年という月日を経てもなお
遺族の方たちは悲しみを忘れていないでしょう。
いえ、きっと忘れたくないと思っていらっしゃるのかもしれません。
地球上に生きている私達の記憶の分だけ
亡くなった方が存在したという証が、消えずに残っているのですから。
忘れることで前へ進めるのではないと思います。
痛みを伴う記憶の傷が癒えた時、
残った傷をいとおしく思えるようになって、前へ進めるのかもしれません。
改めて犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。
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Comments
先日は原爆から60年というのが巷をにぎわせていましたが、今日は日航機の話をニュースなどでしばしば耳にしました。
僕は当時5歳だったと思うので、正直記憶にはないのですが…。
しかし、残念なことに、そんな日であるにも関わらず、またJALは福岡でなんかやってるし。
今一度、先日の尼崎の事故にも繋がることですが、「安全」というものについて意識を改める必要があるような気がします。
Posted by: Yokoken | August 13, 2005 12:50 AM
本当ですね。
ヒューマンエラーをゼロにすることは、出来ません。
医療業界も、その原則にのっとって
何重ものチェックをした後、治療行為を行います。
飛行機や電車って、とても多くの人の命を預かっているのですが、
その当たりがどうなっているのかなぁと
思ってしまいます。
Posted by: HOORN | August 13, 2005 11:26 PM