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July 06, 2005

Endurance

endurance

昨日、

nichido contemporary artにおいて、

NY在住のアーティストBradley McCallumとJacqueline Tarryによる写真と映像の展覧会

Enduranceのオープニングレセプションがあったので、出かけてきました。

内容は、「マッカラムとタリーが2002年に記録した26人のシアトルのホームレスティーンエイジャーたちの姿とインタビューから構成されるビデオ作品と、彼らの大判ポートレート写真作品」なのですが

ティーンエージャー・ホームレスを支援する団体の企画で

ティーンエージャー・ホームレス達自身が面接して選んだアーティストが作ったものです。

26人のティーンエージャー・ホームレスが

ストリート上でヘロインのオーバードーズで死んでいった友達を思い、

自らの集中力や麻薬の禁断症状や健康状態と戦いながら、

1時間、通りの向こう側の小さなカメラに向かって立ち続ける、というものです。

映像は、1時間を5分に縮めて26時間全てを見せているのですが

道行く人が、立ち尽くす彼らをいないかのように無視して通り過ぎる様子や

途中で立っていられなくなった友達を支えて、やり遂げようとする姿とか

胸の奥底に、彼らのやり場の無い感情を感じてしまいました。

また、彼らの姿が大きな等身大ぐらいの写真作品にもなっているのですが

瞳の奥にひそむ、飲み込まれそうなぐらいの暗い影と

それにもかかわらず、若さゆえの健全な力強さを感じました。

私の知っているホームレスは、「意欲が無い」

という、川端に青いビニールシートでたむろしているイメージでしたが

私は、日本の大人のホームレスでしかも病院に運ばれてくる人たちのことしか知りません。

この作品の中の子達は、違いました。意欲の無い子達なら、こんな眼はしていないと思いました。

この子達は、父親がヤク中だと家庭に問題があって

ホームレスになってしまうことが「自分の努力で防げた状況」ではなかったわけです。

問題の深さを感じました。

7月23日にオープンするトーキョーワンダーサイト渋谷との共同企画となるそうです。

(会期:7月23日~8月14日)

お近くの皆さん、ぜひ見に行ってくださいませ。

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Comments

*初めての訪問で、どこかにコメント残したい!
ということで、ここにさせていただきます☆

今日はお仕事中、お邪魔しました!

そして、先日はEndurance展 OPENINGに
いらしてくださってありがとうございました。

確かに、今回の作品は、とっても感情的に
堪えるものがあります。でもそれが作品と
して成立しているのは、そんな激しい感情
だけに流されないアーティストの冷静な
眼差しがあってのもの。
病気や怪我に苦しむ人と向き合うお医者
様も同じなのかなって思います。

画廊ともども、今後ともどうぞご贔屓に。

Posted by: miwa | July 11, 2005 at 12:51 AM

さっそくの訪問、ありがとうございます!
世界を変える力を持つアートも
触れる人が多くいてこそ、意味のあるものだと思いますから
これからも、このBLOGでも情報を発信させて頂きます!
こちらこそ、これからもご贔屓に!(笑)

Posted by: HOORN | July 11, 2005 at 07:04 PM

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