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May 24, 2005

瞳をかえりみる

海辺のカフカを読み終わった後

「中立な瞳」

という言葉が頭を離れない

思い浮かべるのは 馬の目

深遠な、穏やかな波長を持つ目

色々な波長を持つ患者さんに 私はこの目を保っていられるだろうか

これからの年月で どこまで深い中立な目を 持てるだろうか

一目ぼれして買い取った 馬の瞳だけを切り取った写真作品がここにある

夜の静寂の中で その仔と向き合っていると

いつか私の瞳が こういう輝きをたたえる事を

心から願ってやまない。

 

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