瞳をかえりみる
海辺のカフカを読み終わった後
「中立な瞳」
という言葉が頭を離れない
思い浮かべるのは 馬の目
深遠な、穏やかな波長を持つ目
色々な波長を持つ患者さんに 私はこの目を保っていられるだろうか
これからの年月で どこまで深い中立な目を 持てるだろうか
一目ぼれして買い取った 馬の瞳だけを切り取った写真作品がここにある
夜の静寂の中で その仔と向き合っていると
いつか私の瞳が こういう輝きをたたえる事を
心から願ってやまない。
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