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April 30, 2005

巨大 大学病院 

同じ整形外科の女医さんnanakoさんの記事にTB。

本当に、大学病院嗜好を肌で感じます。私も大学病院で外来をやっていますが、nanakoさんに同感です。

ちょっと、「仕事場が近くなんで&前から気になってたんですけれど」という感じで大学病院をはじめて受診してしまうと、大変なことになります。

延々またされた挙句、レントゲンを取りに行き、延々と歩き、さらに待たされ、やっとレントゲンを取り終え、「痛いのに何でこんなに歩かせるんだよ!」とおもったら、診察室に呼ばれるまでさらに窮屈な格好で長い時間待つことになります。

セカンドオピニオンとして大学病院を受診するのが一番いいのではないでしょうか。フランスでは9thオピニオンも当たり前、らしいです。行き過ぎですけど…

レントゲンもMRIも、比較的待ち時間の少ない小回りのきく大学病院以外で取って、紹介状を書いてもらって、大学病院へ行くのが得策かなとおもいます。

紹介を嫌がる医者は、今時絶対いないと思いますよ。

で、充分小回りのきく病院でも治療が可能だという診断ならば、通いやすいし夕方も見てくれるから便利だと思います。

  …とはいっても「診断」については、大学病院は安心できる確率が高いとおもいます。でも、あくまで確率…

こんなことに困った!などなど、少しは相談に乗れるかもしれません…

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April 29, 2005

朝寝坊

leaves  今日はニュートラルな自分から始めてみようと思って

午前中の予定はなし。相方と一緒にいるという目的あり。

明るい日差しの中でまどろんでいたら学生時代の「合宿」の夢を見ました。

利害の絡まない目的に、みんなで馬鹿みたいに突っ走って

それが当たり前で、ちょっとハスに構えているやつだって、利害を計算してはいなかった。

そんな時代に戻りたい自分がいるのかなぁと、気づきました。

・・・そういえば、このblog見直すと、私って大人になりたくない症候群かも・・・line

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April 28, 2005

大人になるというのは

大人になるというのは

すれっからしになることだと

思い込んでいた少女の頃

立居振舞の美しい

発音の正確な

素敵な女のひとと会いました

そのひとは私の背伸びを見すかしたように

なにげない話に言いました



初々しさが大切なの

人に対しても世の中に対しても

人を人とも思わなくなったとき

堕落が始まるのね 堕ちてゆくのを

隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました



私はどきんとし

そして深く悟りました



大人になってもどぎまぎしたっていいんだな

ぎこちない挨拶 醜く赤くなる

失語症 なめらかでないしぐさ

子供の悪態にさえ傷ついてしまう

頼りない生牡蠣のような感受性

それらを鍛える必要は少しもなかったのだな

年老いても咲きたての薔薇 柔らかく

外にむかってひらかれるのこそ難しい

あらゆる仕事

すべてのいい仕事の核には

震える弱いアンテナが隠されている きっと……

わたしもかつてあの人と同じくらいの年になりました

たちかえり

今もときどきその意味を

ひっそり汲むことがあるのです。

        『鎮魂歌』 茨木のり子

震える弱いアンテナ か・・・・。大人になると「こうあるべき」ということばかりが堆積していって、子供のころは無意識だったことを意識しないと出せなくなる。少し、自分の大掃除も必要かな。

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April 26, 2005

悲しい性質

私は暇つぶしが苦手
何も予定のないゴールデンウィークに今からドキドキしている
掃除とか色々、普段出来ない事をしようと思うけど
リストアップして
時間わりを立てないと落ち着かない
どこかに行ってボーッとしても
ものの5分で迷子な気分になるんだろうな
…せわしないなぁ
泳ぎつづけてないと息ができないマグロみたい

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April 25, 2005

当直でも幸せ

今回の当直は、すこし幸せだった。

当直室がリフォームされてたし

終電で帰れない看護婦さんのための大きな湯船のある隠し湯を発見したし

患者さんが少なくて、論文を書くことに集中できたし

天気が良かったから、愛車が濡れなくてすんだし。

明日から素敵な一週間が始まるといいな。

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April 24, 2005

できた・・・・

engage_ring 出来てしまいました、婚約指輪・・・・

  プロポーズされて、小さな青いベルベットの入れ物からきらきらと輝く指輪がのぞく・・・・

みたいな場面をこのウン十年想像していたのですが

我々の場合、ちょっと事情が違いまして。

相方のご両親の婚約指輪をぜひ、と譲り受けまして、

「じゃあ、私の持ってる父親からもらったダイヤも足しちゃえ!」と

”秘密コラボ”させてみました。それも、大反対している父親の。

まだまだ、許しが出る見通しが全く立っていないのにも関わらず・・・

でも、「婚約」は「婚」。

 で、実際「わぁ、プロポーズされちゃったぁ」「私たち結婚するのね」という感じではなく、

日常の連続の中で、ただ、ご両親の思いを受け取って形に出来たうれしさを感じているだけです。

デザインは私が考えたんですけれど、我ながらいい出来で大満足ですw。

作ってくださったのは(株)香取宝飾さん。34年前、相方のお父様が指輪を作ったのと同じところです。

ダイアモンドって本当に時を越えてしまうんだなぁと、しみじみしました。

   「結婚」が突如、最高に美しい形となって現れてしまって、今、ちょっとだけ複雑な気持ちです。

   これも、ダイアモンドの魔法ですね。

       *お父様、お母様、お見せする前にBLOGで披露してしまって、ごめんなさい。

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April 22, 2005

いいひと。

今日は、風邪気味だけど飲みに出かけた。

相方と相方がお世話になった仕事場の人と。

その人は、本当に「いいひと」だった。

「いいひと」って、自分をしっかり持ちながら自分を大きく売ることがないひと。

つつみこむひと。根っこで許してくれるひと。

そして、自分に矛盾がないひと。

相方なんて、そのひとにすっかり安心して

気持ちよく酔っ払ってる。

よかったね。出会えたことに感謝しなきゃね。

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April 20, 2005

あいたたた・・・

tube__tip

「医者になっても、先生なんて絶対に呼ばれたくない!!」というのが貫きたい私のモットーだった。

医者同士が「先生」「先生」と呼び合う違和感。先輩から「OO先生」と呼ばれる居心地の悪さ。

でも、薬会社の営業の人、看護婦さん、技師さん、みんなから「先生」「先生」とよばれた。

病院で働き始めた初日からいきなり「先生」だった。

・・・こういう風に書いている今も、「先生」って、気持ち悪いと思っている。

なのに、そんなモットーなんてキレイゴトだったみたいだ。

今日、外来で患者さんに「HOORNさん」って呼ばれた。

「なにをっ!?」と一瞬戸惑った。

心の中に「女だと思って!」とか「若いと思って!」という気持ちがぐるぐる渦巻いた。

あからさまに、いやな顔をしてしまったと思う。

・・・・そして、怖くなった。

こんなにも無意識にハダカノオウサマになってしまった。そして、以前の純粋に「先生」という言葉を嫌っていた自分も遠くなってしまった。

すごく恥ずかしかった。宙に浮いた気持ちが、行き場を失った。

だから、ここに宣言します!

  • 「先生」と呼ばれたら心の中で「ワタシノコト?」ってとなえることにします。
  • 先輩・後輩には「先生」はつけさせません。
  • プライベートで「先生」と呼ばれることを、断固拒否します!

今日の写真は、”実験室の中のいとしいもの達”です。

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ストレス解消とは

今日もお茶のお稽古。

「この世界がずっと続けばいいのに」と思えるライフワーク。

ストレス解消の条件とは

  • 普段の生活で付きまとう役割名・肩書きが取り除かれること。
  • 学ぶことが好奇心を満たし楽しくてしょうがないこと。
  • いつもと違う脳の部分を使うこと。
  • 積み上げた成果を実感できること。

なんて、理屈っぽく考えてみたけれど

理屈を語ってしまうなんて、普段の世界に戻ってしまった証拠かなぁ。

心地よい疲労感が、明日の元気を生んでくれる。

よっしゃ!明日もはりきって行こう!

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April 17, 2005

ことだま

「じっと見つめて、真剣に聞いてくれる」というけれど

あなたの顔を見つめているわけではないのです。

あなたから投げられる「ことだま」の色や大きさ、においを必死に追いかけています。

それは言葉を介すことなく私の脳にしみこんでいき

色や粒子を作り出し、イメージとなってあなたと重なります。

私の投げたいのも「ことだま」なんです。

あなたにもし、一つの「ことだま」をそのまま受け止めていただけたなら

本当にうれしく思います。

投げ合っているのが純粋な「ことだま」に近いほど

「で、どんなこと話したの?」

という問いにはうまく答えられません。

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April 16, 2005

日本総合除痛プロジェクト!!

エキブロ・メディカル「皆様にご相談です」の記事のTBです。

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April 15, 2005

勘九郎箱!!!

中村勘九郎丈の45年の軌跡をつづったDVD

「勘九郎箱」

誕生日プレゼントで両親に買ってもらいました。

ただいまマイブームでございまする

早回しで再生してちょうどいいぐらいゆっっっくりした台詞回し

昨日は再生したままうとうとと眠ってしまったけれど

いい見られました。

現代のミュージカルが「心拍数を上げる舞台」だとするならば

歌舞伎は「呼吸がゆっくりになる舞台」だと思います。

気ぜわしい世の中を生きる我々が

速い展開の舞台に集中させるのは簡単だけど

動きの少ない舞台に何百人もの集中力をひきつけるのは難しいと思います。

それを成せる、歌舞伎の役者さんって「おおきい」と思います。

結構、わくわくしますよ。

では、今宵はこれまでにしとおぉ

ごぉざぁりぃまぁするぅぅぅぅ~!!!

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April 13, 2005

桜の記憶

葉桜は同窓会で会った「昔はかっこよかった人」を思わせる。

今の姿を見てしまうことに一抹の後悔を感じる・・・

メールですばらしい桜の写真を頂いた。

まさに満開の桜と敷き詰められた花びら。

満開の桜の上に降った雨のもたらした奇跡

記憶の中の桜は、この姿で凍結させることとしよう。来年まで。

yoichiro

photo by YOI

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携帯ストラップ

strap 携帯ストラップは時代と共に変遷する。

今はご覧のとおり

テディベアと助六と防災ホイッスル。

テディベアは私の誕生日が足の裏に書いてある。

相方とおそろいで相方の両親からのプレゼント。

ベッキーみたいに「全部つける」という手もあるけれど

大人であるがゆえに

手元におくものはランク付けしてセレクトするのが美しい。

何が残っていますか。

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April 12, 2005

反日デモ

中国での反日デモが、TVで繰り返し報道されている。

今週から中国の吉林省から来た留学生A君が、隣の机になった。

とても、物静かで友好的でまじめに研究に取り組む志の高い人だ。

インターネットを開いたとたん飛び込んできた「反日デモ」の文字。

思わず画面が見えにくい振りをして、角度を変えた。

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April 10, 2005

桜な哲学

桜な哲学

やっと叶った、今年の御花見。
建築家兼写真家の相方は撮影に夢中。
ぶれる!といいながら、手持ちで撮ってます。
今年の桜は、だぁっと咲いて、一気に満開になりました。
明日には散っていくでしょう。
自分の輝きどころを知っている。
あっぱれです。

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April 08, 2005

父と私

昨日、結婚に父親が大反対していることを友達に愚痴ってて気がついた

父親と、向き合って話合ったことがない。

激しい気性を、父親から受け継いだ私

両方が結論をかざして

「やいやい、飲み込みやがれ」という具合にけんかしてきた。

「あんた、それじゃ医者らしくないねぇ」と、友達。

父親を理解しようと思う心に 素直になれないのはなぜだろう。

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fracture_of_toe外来をしていて時々不思議に思うことがある

同じ怪我をした患者さんが、立て続けに来るのである。

肩の脱臼

縫わなきゃいけない切り傷・・・

一度なんて、肘の亜脱臼をした子供が5人も続いて

みんな並べて整復して、

いっぺんに説明しようかと思ったくらい。

今日は、「足の小指をぶつけました」って患者さんが何人も来た。

ある日に小指をぶつけて、しかもその人たちが、私の外来に受診する確立って・・・

きっと、世の中は確立計算では説明しきれない力が働いている

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April 06, 2005

巣作り

nesugata朝、気がつくと
相方がすごいことになっていた。

口をもぐもぐさせてにこにこしていた

何食べてたんだろう。

そういえば、最近医療系の記事を書いていないな。
ちょっと脳が疲れているのかしら。
私は、仕事の夢をほとんど見ない。

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April 05, 2005

築地に世界最強の美容院OPEN!!!

uematsu_opening_kimonouematsu_opening_gaikanuematsu_map

uematsu

昨日、築地に私にとってなくてはならない存在のカリスマ美容師(!?)が
独立して、隠れ家的美容室をOPENしました。
名前は「上松」…しぶい…
写真はそのOPENING PARTYの様子です。

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Balance

「さっちゃん」さんのblog「へたれDにっき」からのTB。いろいろと想像しちゃいます。
Balance

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April 03, 2005

イベリコ

今日も飲みかい。大学時代の友達と。結婚するんですって。二次会の幹事を任されて、打ち合わせ。そんな年になったのね。dsc00041.JPG

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April 01, 2005

かくいう私も

今日は年度初めの金曜日、さすがに人が沢山います。酔っ払いも沢山…かくいう私もヨッパライ。気のおけない友達といいたいこと言って、美味しい酒を飲む!あぁしあわせ!
 混んでる地下鉄、誰か私を座らせて。寝てないからぐだぐだなんだってば。dsc00040.JPG

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細胞大好き

cells昨日の夜はずっと細胞を見ていたら
いつの間にか日にちが変わっていた。
顕微鏡の中で光る細胞は、何よりも美しく
背後には宇宙さえ見え隠れする。

実は当直で、
夜中に限って呼ばれ続け、おかげで一睡もできなかった。
下弦の月を久しぶりに見た。

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